[ 中国茶 ]それぞれのお茶の特性と適温の関係はとても繊細です 高級茶藝技師資格を日本人で初めて取得した中国茶道家 岩咲 ナオコ

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決して難しくない中国茶決して難しくない中国茶

遠い昔、お茶は中国で発見されました。発祥の地だけあり、中国茶の種類は千とも二千ともいわれています。
茶葉の発酵の度合いにより「緑茶」「白茶」「黄茶」「青茶」「黒茶」「紅茶」に大別され、
このほかに花の香りを茶葉に移したジャスミン茶などもあります。
各地域でたくさんの銘茶が生まれ、人々を虜にしてきました。
烏龍茶がなじみ深い中国茶は自分で淹れるとなると敷居が高いイメージを持つ人も多いかもしれませんが
そんなことはありません。
生活の中から生まれた中国茶芸にそれほど難しい作法はありません。
それは大切な友やお客様に「おいしく飲むこと=おもてなし」という考えが根底にあるからです。
中国茶は、日本の急須や湯のみでも淹れられます。
気難しく考えず、気軽に普段の生活に取り入れてみることが、中国茶を楽しむための第一歩です。

香りに茶葉の個性が現れる香りに茶葉の個性が現れる

中国茶は香りを大切にするお茶です。お茶本来の香りを引き出すには、
それぞれのお茶の性質を知り、適温のお湯で淹れることが何よりも重要です。
一般的には、お茶は温度の高いお湯で淹れると香りが立ち安く、低い温度で淹れるとうまみや甘みが強調されます。
香りが魅力的なことで知られる烏龍茶は、95度前後の高温で淹れると、烏龍茶のもつ香りを引き出すことができます。
また、発酵度の高い紅茶、黒茶は、同じく高温で淹れることで、しっかりした味を楽しみます。
一方、味わいが繊細な緑茶、白茶、黄茶は80~85℃の低めのお湯で淹れ、ふくよかなうまみや甘みを味わうことを意識します。
もともと茶葉に香りがついているジャスミン茶はお湯の温度が低くても香りを引き出しやすいのが特徴。
85℃前後のやや低めの温度で淹れるとふんわりしたやさしい香りと、
ほどよいうまみのバランスで奥行きのあるおいしさが生まれます。

茶葉ごとの適温で、本来の香りと味を楽しむ茶葉ごとの適温で、
本来の香りと味を楽しむ

それぞれのお茶の特性と適温の関係はとても繊細です。
家庭でさまざまな中国茶を楽しもうとする時、難しいのは80~95℃といった温度帯のお湯を用意することだと思います。
低めの温度で淹れるのに向いたお茶ほど、適温を外してしまうと、その持ち味を十分に発揮できません。
とはいえ、いったん沸騰させたお湯が冷めるのを待ったり、
差し水してお湯の温度を調整したりするのは、気軽にお茶を楽しむ時には手間でしょう。
その意味で、お湯の温度を7段階の設定から使い分けることのできる「アプレシア エージー・プラス コントロール」の登場は
中国茶の魅力をより多くの人に知ってもらえる、いいきっかけになると思います。
ほぼすべてのお茶に最適な温度帯がカバーされているのはうれしい限りです。
湯を注ぎ足せば三、四煎以上は楽しめる中国茶。湯温を変えて香りや味の変化を試してみるのも一興です。

ルールに縛られず、心開く時間をルールに縛られず、心開く時間を

中国茶は長い歴史と生活の中で育まれた文化です。
そのため、飲むお茶、地域性、時代性によってお茶の淹れ方はさまざまです
中国茶を飲むのに蓋椀という蓋付きの茶碗があります。急須も兼ねた便利な茶器です。
ジャスミン茶や緑茶を飲む時に楽しまれる方法で、茶碗に直接茶葉を入れ、蓋をして蒸らし、
茶葉が下に沈んだころ、蓋をずらして飲みます。一方、
茶壺(=急須)、茶海(=ピッチャー)、茶杯(=湯のみ)など専用の茶器を使う淹れ方は主に烏龍茶を飲む時に使われます。
いろいろな茶人がいて、その人それぞれの淹れ方があります。
どれかが間違いというわけではないですし、一つだけが正解というわけでもありません。
それでいいのです。それがいいのです。
すべてを包み込むような大らかさとしなやかさの中に、暮らしの中に根付く本当の中国茶の姿があるように思います。
芳醇な香りに包まれて、中国茶の「心開く時間」をどうぞ。

岩咲 ナオコ(いわさき なおこ)

中国茶道家。2012年、中国でも取得が困難な高級茶藝技師の資格を日本人として初めて取得。国内では自身が主宰する「茶禅草堂」を中心に教室を展開する他、大学や各種企画イベントなどで日々のライフスタイルに中国茶を取り入れる提案を行っている。またここ最近は中国や台湾からの要請をうけ、海外でも数々の茶会を開催。伝統を重んじながらも既成概念にとらわれないスタイルは「人」「自然」「空間」の調和を主眼に置いたもので、芸術的な評価も高い。台湾茶藝コンテストにて2位の受賞経歴も持つ。NPO法人中国茶文化協会理事。

品名
アプレシア エージー・プラス コントロール 0.8L
品番
オニキスブラック:KO6208JP パールホワイト:KO6201JP
製品サイズ
幅160 x 奥行き210 x 高さ200mm
製品重量
982g
定格消費電力
1250W 100V 50-60Hz
容量
0.8L

※仕様・デザインは変更になることがあります。ご了承ください。
※本製品は日本国内でのみ使用できます。